コラム
2025年上期のTPM及びFPMにおけるIPO件数
グロース市場の上場維持基準引き上げなどの影響により、東京証券取引所における特定投資家向け市場であるTPM(TOKYO PRO Market)市場が非常に注目を集めていますが、2024年12月16日に福岡証券取引所で新たにFPM(FUKUOKA PRO Market)も開設され、プロマーケット市場が更なる盛り上がりを見せています。
通常の一般市場(プライム市場、スタンダード市場、グロース市場)と異なる点が多く、上場の形式基準も大幅に軽減されていますが、一般市場同様にTPM市場やFPM市場へ上場することにより、信用力向上等のメリットを活かして成長を加速させることが可能となります。
今回はTPM市場及び昨年12月に開設されたFPM市場における2025年上期の上場数が確定しましたので、J-Adviser、F-Adviser別に記載いたします。
2025年上期 TPM市場における上場会社数
2024年通期の実績では、TPM市場は2023年通期を大幅に上回り、50社上場という結果となりました。
2025年上期においては21社上場と若干2024年より減少した結果となりました。
なお、2025年上期におけるTPM市場におけるJ-Adviser別の上場数は以下のとおりです。

J-Adviserによって求められる対応のレベルが異なる場合があり、その結果、上場までに要する期間が変わってくることがあります。
そのため、慎重にJ-Adviserを選定する必要があります。
2025年上期 FPM市場における上場会社数
FPM市場は2024年12月16日に新たに開設される福岡証券取引所のプロ投資家向け市場ですが、開設日に7社上場いたしました。
この7社のうち、5社は既にTPM市場へ上場している重複上場、1社は同日にTPMへも上場、1社はFPM市場の単独上場となり、弊事務所においても1社のFPM上場に向けたサポートをさせていただきました。
現時点においてF-Adviserは7社ありますが、今回FPM市場開設日に上場する7社はすべてフィリップ証券㈱がF-Adviserを務めており、2025年上期は以下のとおり宝印刷㈱がF-Adviserを務めた1社のみとなっております。

上場準備の際は、内部統制構築や監査法人対応、開示期限に向けた決算早期化、IR資料の作成といった様々な対応が必要となります。
上場準備の段階では管理部の人員も十分ではないことが多いですが、採用を進めてから上場に向けた準備を進めるのでは、上場までに非常に時間を要してしまいますし、人材不足である昨今では適した人材の確保ができないことも多々あります。
また、特にTPMは上場難易度が年々高まっている傾向にあり、しっかりと体制を整えるなどの準備を早い段階から進めておく必要があります。
弊事務所ではIPOコンサルティングサービスにより、上場準備に向けた様々なサポートを新たな人材採用コストよりも安いコストで行うことができます。
上場を将来的に視野に入れている場合、早い段階から徐々に準備を始めている方がスムーズに進めることができますので、一度弊事務所のIPOコンサルティングサービスへお気軽にご相談ください。
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